松田敏幸がRapid7に参加することを決めたのは、単に新たなリーダーシップの役割を引き受けるためだけではありませんでした。日本のサイバーセキュリティ市場における転換点を認識したためでもありました。
「現在、市場の多くは保護だけに焦点を当てています」と同氏は説明します。「しかし、Rapid7のプラットフォームは、IT資産の可視性、検知と対応(MDR)、リスクアセスメント、脅威インテリジェンス、対策の優先順位付けを統合することで、顧客がそれを超えることを可能にします。顧客がより完全でプロアクティブなセキュリティチームを構築できるよう支援することこそが、私たちにとっての真の機会なのです。」
この取り組みは、松田が次のように要約したコア哲学に根ざしています。「私たちは、セキュリティが単なる防御ではなく、社会の信頼を築く力であると信じています。Rapid7は、顧客の事業継続性とブランドの完全性を基盤からサポートしながら、期待をはるかに超える価値を提供することに尽力しています。」
松田は、SecureWorks Japanの立ち上げにおいて重要な役割を果たし、約13年間、セキュリティアドバイザリーサービスと市場開発を主導しました。Microsoft JapanとDell Technologiesでは、クラウド、仮想化、およびサイバーセキュリティを専門とするエンジニアとして勤務しました。また、コンサルティング会社でのビジネス戦略やM&Aサポートの豊富な経験を持ち、ITとビジネスの両方の視点から企業変革を推進することができます。
「テクノロジーと顧客成長の交差点で働くことを常に楽しんできました」と同氏は語ります。「Rapid7はまさにその情熱にぴったりな企業です。ここには、お客様が自信を持ってセキュリティ態勢を大規模に拡大できる素晴らしい可能性があります。」
松田にとって、日本での成功は「なぜRapid7なのか」を真に理解しているチームを作ることから始まります。同ブランドは、この地域ではまだ認知度を高めている段階であり、 Rapid7差別化要因について市場を啓蒙することが重要な焦点となります。
「当社のチームには、自分たちのストーリーを伝え、顧客の声に耳を傾ける力が必要です」と同氏は語ります。「すべての組織の課題は、人、プロセス、技術に帰着します。そのバランスを理解すること、そして当社の製品が顧客の目標達成にどのように役立つかを理解することが最重要です。」
Rapid7の文化について尋ねられたとき、松田はチームワーク、好奇心、継続的な学習の組み合わせを指摘しました。
「当社の文化は本当に特別です。好奇心旺盛で、協調性があり、顧客の課題を解決することに熱意を持つ人々が集まっています。初日からそのエネルギーを本当に感じます。」
Rapid7の日本における次の成長段階の基盤を築くにあたり、同氏は同じ考え方を体現するSASTの専門家を探しています。技術的な専門知識と共感、コミュニケーションのバランスがとれた人材です。
「私たちは、顧客と有意義な対話ができ、彼らのテクノロジーとビジネスの課題を理解し、ソリューションを明確に伝えることができる人材を探しています。そうした人材こそが、日本市場、ひいてはRapid7の世界的な影響力をもたらす手助けをしてくれるのです。」
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